看護部について
看護部理念
Philosophy
やさしさとこころを込めて
患者さんとご家族に寄り添い
信頼される看護を提供します。
看護部基本方針
● 患者さんを中心としたチーム医療・地域連携を通して、QOLを支える看護を実践します。
● 患者さんの権利を尊重し、個別性を重視した看護の提供に努めます。
● 患者さんに寄り添い、支える看護を提供するために、人間性豊かな医療人の成長を目指します。
● 最新のがん医療・がん看護の提供に必要な知識と技術を得るために、自己研鑽に励みます。
看護部長あいさつ
がんと向き合い
その人らしく生きることを支えたい
齊野 尚美
看護部長/認定看護管理者
当センターは2013年4月に、放射線・薬物療法を中心とした最新の低侵襲医療をおこなう『がん専門病院』としてスタートしました。がん治療の進歩に伴い、患者さんの選択肢は増えてまいりました。看護には、治療の選択、療養場所の選択など、患者さんとご家族の意思決定を支援する役割があります。患者さんが、がんと共に生きていかれる期間は、さらに伸びることが推測されます。
そのような中で私たちは、患者さんとご家族の思いを尊重し、寄り添いながら必要なケアを提供できるよう、看護実践力を高めたいと考えております。看護部は、チーム医療を担う一員として、24時間365日、常に患者さんの傍にいる職種として、看護の専門性を発揮できるよう院内教育の充実に努めております。
がん看護領域を専門とする看護師など、多くの専門家が揃い、最新のがん医療・がん看護を学ぶ環境が整っています。がん医療・看護への思いと、患者さん、ご家族にそっと寄り添うことを大切にして、「身体とこころにやさしい病院」、「がんと向き合いその人らしく生きることを支える看護」を実践したいと考えております。
外来・病棟(4階・3階)のご紹介
外来では、放射線治療・化学療法・内視鏡・IVR・PET-CTを含む画像検査を行っています。
放射線治療は3台の治療装置で年間約1600~1800件の治療を行っており、日々患者さんの状態変化を観察して治療が完遂できるように支援しています。
外来化学療法は14台のリクライニングチェア、6台のベッドを使用し、年間約2000件の治療を行っています。治療の部屋は個々に仕切られておりプライバシーに配慮しながら安心して化学療法がうけられるように努めています。
内視鏡は年間約1600件、IVRは年間約900件行っており、中でもCVポート留置に関しては全国でも有数の件数を行っております。PET-CTも1日13件の検査を実施しており、患者さんが安心して検査をうけられるように支援しています。
4階病棟は、がんの低侵襲治療である動脈塞栓療法や放射線治療、がんに伴う心身の苦痛を緩和する緩和ケアを中心とした病棟です。
がんの治療期から看取り期までのすべての時期に合わせて、患者さんとご家族にチームで関わり、穏やかに入院生活を送っていただける看護を心掛けています。
また、地域包括ケア病床を備えており、入院時から退院後の生活を見据えて多職種で連携し、安定した療養生活を送っていただけるように調整をさせていただいています。
3階病棟は、抗がん剤や放射線を使用した治療が中心となっている病棟です。
免疫療法や今後一般的になり得る新しい抗がん剤での治療を先駆けて行っています。
がんの治療にかかせない検査や処置をしています。またがんと診断された時から、患者さんとその家族の身体的、精神的、社会的苦痛を和らげるためのケアを行っています。